雲田はるこ no.143        

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ムショ帰りの若者が昭和の名人の弟子に!?「昭和元禄 落語心中」。






昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)
雲田 はるこ
406380514X
昭和元禄落語心中(2)
雲田 はるこ
4063805549

 このブログでは尾瀬あきらの「どうらく息子」を紹介したが、またま
たおもしろい落語コミックに出会った。現在2巻目まで出ている雲田は
るこの「昭和元禄 落語心中」だ。

 昭和最後の大名人といわれる八代目の有楽亭八雲。彼の元にムショ帰
りの若者が弟子入り志願でやって来る。けっして弟子など取らなかった
八雲なのだが何ともあっさりとこの若者を受け入れる。誰が呼んだか、
その名は与太郎。ドラマならば香取慎吾あたりが演じたらおもしろそう
なドジだが落語に対する情熱だけはスゴい男だ。八雲の家には、同門の
親友で若くして亡くなった希代の天才有楽亭助六の遺児小夏もいる。彼
女は、父親が死んだのは八雲のせいだと思っており…。1巻目はプロロ
ーグ的に八雲と与太郎、八雲と小夏の関係が語られる。弟子になったも
のの与太郎は噺のひとつも教えてもらえず、なぜか小夏に稽古をつけて
もらったりしてるのだ。

 2巻目の最初、早速、破門されそうになる与太郎。八雲はそんな彼に
「破門しねぇ代わりに なァ与太郎?」「アタシ達ゃあ みつつ 約束
しなけりゃならないよ」と言い放つ。与太郎も仰天するその約束とは?
そして、師匠が語り始める、盟友助六との青春の物語。助六の死が最後
にあるだけに、2人の入門にまで遡ったこの青春譚、どう展開していく
のか非常に楽しみだ。

 それにしても、雲田はるこ!キャラがしっかり立っているし、ストー
リーテラーとしての力がある。文句なく落語好きであることもうれしい。
しかし、3巻の発売は今秋とか。あぁ、とてもじゃないが待ちきれない!
(No.199)  
             ◯ ◯

2012.5.18 金環食グラス、買っちゃったぁ。だから、晴れてください
ね。読書は窪美澄ほかの「あのころの、」

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