しりあがり寿 no.162        

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

母の思い、親の思いが凝縮された絵本「ねつでやすんでいるキミへ」。

ねつでやすんでいるキミへ (えほんのぼうけん)ねつでやすんでいるキミへ (えほんのぼうけん)
しりあがり 寿

岩崎書店 2013-03-15
売り上げランキング : 4018

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 「真夜中の弥次さん喜多さん」などでおなじみの漫画家しりあがり寿。
朝日夕刊の「地球防衛家のヒトビト」は10年以上も連載が続いている。
僕、この人の漫画好きですよ。

 さて、この「ねつでやすんでいるキミへ」は珍しい(たぶん)絵本作
品。ヘタウマ漫画を書いていた頃に手塚治虫から「この人は実はものす
ごく絵がうまい人だ」と評されたというしりあがりさんだが、この絵本
を見れば、それがよくわかる。水彩で描かれたその絵はササーッと描か
れたように見えるが、本当にうまい。絵を見るだけでも、多くのことが
伝わってくる。

 さて、この絵本、タイトルの通り、熱を出して寝込んでいる子供の姿
を見ながらの、お母さんのつぶやきだ。病気の子供をただただ見守るし
かない親の気持ちをこの絵本は見事に描き出している。我が子の顔を見
ながらお母さんは思うのだ。「ごめんね あまり そばに いられなく
て」「コドモも つらいけど オトナも たいへん」。そして、子供の
将来にまで思いを馳せいろいろと「理想の人生」を夢想するのだが、今
一度子供の寝顔を見て我に返るのだ。そんなことはどうでもいいこと、
なのだと。今、そこにいるきみが一番大切で、早く元気になることだけ
が自分の願いだと。

 「ねつでやすんでいるキミへ」には、「母の思い」「親の思い」が凝
縮されている。しりあがり寿が違う一面を見せてくれた魅力あふれる一
冊だ。(No.244)

◯「ねつでやすんでいるキミへ」原画展が開催されています。
 29日土曜日まで。くわしくはこちらで。

                ◯ ◯

2013.6.25 コンフェデ、3連敗。愛犬ひなたのお母さんが死んだ。う
うむ。読書は中断していた小林信彦「本音を申せば 映画の話が多くな
って」に戻る。

【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。他の書評ブログもここから。
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
スポンサーサイト

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

プロフィール

オクー

Author:オクー
コピーライターであるようだ。
吉祥寺にいるようだ。
そんなに若くはないようだ。
犬ブログもよろしく!

okuuuをフォローしましょう
更新情報はツイッター
フェイスブックで。
Akihiko Okumura

amazon
電子書籍で探す!
映画・ドラマなら
News
最新記事
お気に入りリンク
ブログランキング
blogram投票ボタン
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブログ村
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。