フジモトマサル no.198        

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【書評】フジモトマサル「二週間の休暇」

◇フジモトマサルワールドから抜け出せなくなりそうで怖い。
二週間の休暇〈新装版〉二週間の休暇〈新装版〉
フジモト マサル

講談社 2016-03-10
売り上げランキング : 10155

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 フジモトマサルの絵は何だかとても好きだ。どこがどう好きなのか、
言葉にするのはなかなか難しいのだけれど、お弁当箱ひとつ描いたとし
ても、そこに「何か」を感じる。一コマ一コマが奥深く不思議な空気感
がある。この世界にはまってしまうと抜け出せなくなりそうで少し怖い。

 さて、新装版が出た「二週間の休暇」という物語。これもまたフジモ
トマサルワールド全開のコミックだ。主人公の日菜子はふと気がつくと、
昔のことが思い出せなくなってしまっている。周りにいるのは普通に話
しかけてくる鳥たちばかり。しかし、この世界は彼女にとってとても居
心地がよくて…。

 ある日もらった「記憶の紅茶」でよみがえった過去は、ストレスフル
で彼女は仕事に疲れ果てていた。「なにもかも忘れてゆっくり休みたい」
という思いが届いて「鳥の国」に招待されたらしいのだ。そして、この
世界は実は…。

 そこで過ごすことは日菜子にとっての休暇であると同時に、読む者に
とっての心の休息であるような気がした。その静謐な物語が読む者を救
ってくれるのだ。フジモトさんは昨年11月にこの世を去った。この独特
の世界をまだまだ読みたかったのに…。(No.353)

◯公式ホームページ「フジモトマサルの仕事」があります。

            ◯ ◯

2016.3.25 またまた寒いではないか。ううむ。読書は「その女アレッ
クス」を読んだ流れでそのままピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」。

【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。
他の書評ブログもここから。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
スポンサーサイト

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

プロフィール

オクー

Author:オクー
コピーライターであるようだ。
吉祥寺にいるようだ。
そんなに若くはないようだ。
犬ブログもよろしく!

okuuuをフォローしましょう
更新情報はツイッター
フェイスブックで。
Akihiko Okumura

amazon
電子書籍で探す!
映画・ドラマなら
News
最新記事
お気に入りリンク
ブログランキング
blogram投票ボタン
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブログ村
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。