田辺聖子 no.43        

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女は元気になり、男は頭を抱える、田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」

大人の女のしたたかさを見事に描いた傑作短編集。

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

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 申しわけないが、田辺聖子という作家の本を普通に生きてる普通の男
が手に取る機会ってそうそうないんじゃないか、そんな気がする。僕自
身も読んだのは40代になってから。きっかけは当時「本の雑誌」に小説
家の小川洋子さんが書いた一文だった。そこで彼女は「凄い。こんなに
凄い小説がこの世にあるのを,今まで知らずにいたなんて、私はあまり
に愚かだった」とこの小説を絶賛したのだ。こういうほめほめの評価に
僕は弱い。しかも、小川洋子である。これはもう読むしかない。

 それでも、けっこう軽い気持ちで読み始めたのだが、いやいやいや、
芥川賞作家だもんなぁ。これはもう女の人はノックアウトでしょう。8
編の短編、どれもがおもしろいけど「ジョゼ~」を除いて、主人公は20
代後半から30代、40代の大人の女性。そんな女たちと男たちの物語を田
辺さんは、軽やかな大阪弁でテンポよく綴ってゆく。女性のタイプも愛
のかたちも違う物語なのだが、共通項としてあるのは彼女たちのしたた
かさ。それがなんとも気持ちいいのだ。これを読んだら、女たちは「そ
うや、そうや、ほんまにそうや」とうなずき、なんだか元気になり、男
たちは「う~ん、えらいもん読んでしもた」と頭を抱えてしまう。それ
にしても、こんな小説家読まずにいたなんて…「私はあまりに愚かだっ
た」と当時の僕も確かに思った。

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