立川談春 no.55        

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立川談春「赤めだか」はあまりにあまりにおもしろすぎる!

記憶力、観察力、表現力、すべてが一体となったスゴい文章。

赤めだか赤めだか
立川 談春

扶桑社 2008-04-11
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 連載当時、あの北上次郎が「あらゆる雑誌の連載の中でいまいちばん
面白い」とほめちぎり、福田和也が「プロの書き手でもこの水準の書き
手はほとんどいない」とまで言ったこの才能!落語家立川談春の「赤め
だか」、いやぁ、とにかくおもしろい。たぶん、何度読んでも引き込ま
れるだろう。こういう本はめったにない。

 さて、談春といえば立川談志の弟子。この「赤めだか」は、彼が談志
の元に入門し、前座生活をへて、真打ちになるまでを描いた自伝的な物
語だ。おもしろさ、っていうのにもいろいろあると思うがこの本の場合
は、著者の記憶力、観察力、表現力、そのすべてが一体となったような
「文章の底抜けのおもしろさ」、だろう。本人が何かで書いていたが、
入門時のことは談志がなんて言ったのか、そのすべてを記憶しているら
しい。そして、人を見る目の確かさ。これはもう怖いぐらいだ。兄弟子、
他の師匠、兄弟弟子はもちろんのことあの談志でさえ、グサッとやられ
ている。いやはやいやはや。

 ラスト近くの米朝とのエピソード、小さんと談志の話はちょっとすご
過ぎてドキドキする。まだまだ読みたいぞ、談春!!

◯「赤めだか」は2015年11月20日、扶桑社文庫で文庫化されました。
赤めだか (扶桑社文庫)
立川 談春
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