千田善 no.64        

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監督と通訳を越えた信頼関係から生まれた傑作!「オシムの伝言」。

ジャーナリストの目で書かれた、監督オシムと人間オシム。

オシムの伝言オシムの伝言
千田 善

みすず書房 2009-12-23
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 191cmのオシムさんと小柄な千田通訳が笑顔で話している表紙の写
真がいい。この写真からだけでも監督と通訳以上の信頼関係がうかが
える。実は千田さん、プロの通訳ではない。セルビア・クロアチア語
を話せたからたまたまオシムさんの通訳になっただけで、実際は大学
の講師も務める国際ジャーナリスト。「ユーゴ紛争」なんて著書もあ
る。だから、この本はジャーナリストの目で書かれた監督オシム、人
間オシムのリポートなのだ。

 ここでは、オシムさんの監督就任から、病に倒れ、最終的に離日す
るまでの日々が語られる。もちろん通訳としての話もあるが一番の話
題はオシムさんその人だ。彼のサッカー人生、サッカー哲学、その人
柄などなど、いくつものエピソードをもとに語られるオシムという人
は僕らが感じている通り、卓越したサッカー理論を持ち、こまやかな
心配りと大きな心、そして、たぐいまれなるユーモア精神を持つイン
テリジェンスに富んだ人物である。千田さんのジャーナリストとして
の目がイビチャ・オシムという人間を的確に捉えている。後半3分の
1は初めて明かされる事も多い闘病の日々の記録だ。その時の家族、
妻のアシマさんや長男アマル氏の姿、覚醒してからのオシムさんの対
応が胸を打つ。すべてのサッカーファン、オシムファンにすすめたい
一冊だ。

公式サイトあり>>http://info.osimnodengon.com/
               ◯ ◯

2010.7.18 いやぁ、暑い。暑い梅雨が終ったら超暑い夏、いったい
どうなることやら。犬の散歩は夕方に1時間半弱。ジャックラッセル
テリアは運動量が多くてなかなか大変なのだ。あ、ブルータスの最新
号スタジオジブリ特集がなかなかいい。

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