いやいやいや、これはとんでもない!原田ひ香「母親ウエスタン」。        

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いやいやいや、これはとんでもない!原田ひ香「母親ウエスタン」。

母親ウエスタン母親ウエスタン
原田 ひ香

光文社 2012-09-15
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 いやいやいやぁ、これはおもしろいなぁ。こういう小説を書く女性作
家がいることに僕は喜びを感じる。素晴らしい!とはいえ、この小説、
いったいどこまで紹介したらいいのか。「母親ウエスタン」というこの
タイトル! その意味を説明すれば、なぁ〜るほど、となるのだけど…。
いやぁ、これはなぁ、読み進めていくうちに自分で発見するべきなのだ。

 冒頭から戸惑いがある。広美という女の話と恋人同士であるあおいと
祐理の話が交互に語られるのだが、2つの話がどう結びついて行くのか
なかなか見えて来ない。どうなってるのかなぁ、と読み進めていくうち
に、あ〜そういうことか、と突然気がつく。タイトルの意味も理解でき
て、はははっ!と笑う。そこまでが第一段階。

 これがわかると、いったいこの女、何なんだ?という別の興味がわい
てくる。不思議な女である。「おそれいりましてございます」などとい
うヘンな言葉使いをする彼女、その造形がいい。そして、祐理たちとの
関係…。後半、広美の隠された過去やとんでもない秘め事があきらかに
なる、ここまではいいのだが、終盤にかけての展開はちょっとウェット
過ぎて僕には物足りない。違う終わり方があるのではないか。だって、
「母親ウエスタン」だぜぇ。思わせぶりで申し訳ないけれど、ぜひこの
小説読んでみて欲しい。それにしても、原田ひ香、すごいぞ!やるもん
だ!この人からは当分目が離せそうもない。(No.230)

               ◯ ◯

2013.2.15 ついにMacを買い替えた。今日届いたのだけどデータ移行
とかあるしなぁ。いつから使えるか? 読書は小川洋子「ことり」。

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