シンプルな設定で描かれる戦争の悲劇、「ボクの穴、彼の穴」。        

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シンプルな設定で描かれる戦争の悲劇、「ボクの穴、彼の穴」。

ボクの穴、彼の穴。ボクの穴、彼の穴。
デヴィッド・カリ セルジュ・ブロック 松尾 スズキ

千倉書房 2008-12-04
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 松尾スズキが翻訳しているので興味を持って読んでみた。そういえば
これ、朝日新聞で俵万智さんが小さなわが子に読んで聞かせていると随
分前に書いていたな。松尾スズキが訳すことになったのはよくわかる。
これはとても演劇的な話なのだ。もう少し膨らませて芝居にしても、ま
ったく違和感はないだろう。2人の名前がクレジットされているが、文
章を書いたのがデヴィッド・カリで絵を描いたのがセルジュ・ブロック。
ブロックは、他にも話題作があるらしい。

 タイトルで分かるかもしれないが、話はシンプル。砂漠の中にある2
つの穴。その穴に敵同士の兵士が入っている。どちらもそこから出るこ
とは出来ない。この後は、一人の兵士のモノローグになる。彼は相手の
兵士については何も知らないが、敵国の兵士のことはよく知っている。
「戦争のしおり」にくわしく書いてあるからだ。膠着状態が続く中、い
ろんなことに思いを巡らす兵士。ある日、彼は決断する。「早く、この
戦争を終わらせたい」と。そして、彼は…。

 これはもちろん反戦のストーリーである。人間の愚かさ、悲しさ、お
かしさを通して描かれる戦争の悲劇。セルジュ・ブロックのコラージュ
なども交えた表現がシンプルの中にもユーモアがあってとてもいい。
(No.261)

               ◯ ◯

2013.11.14 やややややっと「11/22/63 」読了。うむ。書評は来週
の初めにでも。さて、次は待ちに待った窪美澄「雨のなまえ」!!!

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